「ノートPCにOSをネットワークインストール!
(http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/index_network_install.html)」
のページを参考に、WorkgroupConnection をインストールしてみました。
結果、生DOS PC-MT1-H1(多分PC-MM1も同じ)でネットワーク上のファイルにアクセス
することができるようになりました。

このページでのリンクは古いので、使用するファイルは、以下の場所のものを
使ってください。
ftp://ftp.microsoft.com/softlib/mslfiles/mswgcn.exe
ftp://152.104.125.40/cn/nic/rtl8139abcd8130810xseries/oem-8139(500).zip
(NDIS2DOSディレクトリだけ必要)
http://www.vector.co.jp/soft/dl/dos/util/se010373.html でfilmtnをダウンロード。

NetBEUI が入っている Windowsマシンさえ用意できれば、
フォーマットもされていない HDD に、 FD だけで Windows をインストール
できるようになります。
また、工夫すると、FD1枚だけで(HDD不必要)ネットワーク上のファイルに
アクセスすることも可能です。
[注意]
(1)BIOS SETUP で、
       Plug & Play O/S : [No]
   をしないと、動作しません。



......だけでは、不親切なので、1FD だけで、ネットワークに接続可能な
FDイメージを作ってみました。
以下、FDイメージから起動ディスクを作り、ネットワーク上のドライブに接続し、
Windows(95/98/Me/2000) をインストールするまでの手順です。
[0]用意するもの
    ファイルサーバーにするための Windows機
[1]ファイルサーバー側の設定
    (1)ネットワークプロトコルに、NetBEUI を追加する。
       (再起動を求められたら、再起動してください)
    (2)ネットワーク上に公開したいドライブを共有可能にする。
[2]FDイメージダウンロード
    http://www.computerartisan.com/muramasa/net.lzh
[3]Win98/WinMEでの起動ディスクの作成
    (1)アプリケーションの追加と削除:起動ディスクで起動ディスクを作製する
        (必要なディスクは、起動ディスク1の1枚だけ)。
        または、コマンドラインより「format a: /s」でもいいです。
    (2)net.lzhを適当なディレクトリに展開する。
    (3)起動ディスクをFDDにいれ、バッチファイル e.bat を実行する。
[4]muramasa の BIOS SETUP
    Plug & Play O/S : [No]
    をしないと、絶対に!動作しません。
[5]作成した起動ディスクでmuramasaを起動し、ネットワーク上のドライブに接続する。
    (1)Type your user name, or press ENTER if it is TERA58:
        と表示されるので、ファイルサーバーのログイン名を入力する。
    (2)Type your password:
        と表示されるので、ファイルサーバーのログインパスワードを入力する。
        最初にこのFDを使う場合には、もう一度パスワードを入力する必要がありま
        す。
    (3)ファイルサーバー側のドライブをZ:ドライブとして割り当てるには、
        「net  use  z:   \\サーバー名\ドライブの共有名」と入力してください。
        「The command completed successfully.」がでたら、z:ドライブとして
        認識できてます。
        ※キーボード入力について
          「\」を入力するには、「む」キーを押してください。
          「:」を入力するには、SHIFTを押しながら「れ」キーを押してください。
		  「:」の後には、必ずスペースを入れてください。

[6]fdisk/format/sys で HDD にインストール領域を作る。
[7]一度リセットし、HDDのインストール領域を確定する。
[8]起動ディスクで再度立ち上げる。
[9]filmtn で、z:ドライブからインストーラーを含む必要なファイルをC:ドライブに
    コピーする。
[10]再度リセット。BIOS SETUP の、「Plug & Play O/S」を YES にする。
[11]起動ディスクで再度立ち上げ、Windows のインストーラーを実行する。

※環境によっては、Protcol.ini の[RTL8139]セクションを書き換える
   必要があるかもしれません(普通は必要なし)。
   [RTL8139]
   Medium=_10Half
   (通常は、Medium=_Auto)
※既に、HDD の中に、drvspace.bin dblspace.bin がある場合には、
  これを消さないと、メモリー不足で立ち上がりません。
  この場合は、以下のコマンドを実行してこれらを消去してください。
  1)attrib -r -h -s c:drvspace.bin
  2)attrib -r -h -s c:dblspace.bin
  3)del drvspace.bin
  4)del dblspace.bin

※作成した FDD を rwfd.exe で、イメージファイルにしてとっておくと
  いいと思います。
  rwfd は、http://member.nifty.ne.jp/k-takata/mysoft/rwfd.html
  よりダウンロードしてください。










------ 参考0 --------
WorkgroupConnection をインストールした後、HDDを全く使用せずに
ネットワーク上のファイルにアクセスできるFDを作る。
(1)win98SEのシステムディスクを作る
(2)c:\dos を a:\dos に全てコピー
(3)c:\config.sys, c:\autoexec.bat を a:\ にコピー
(4)a:\dos\system.ini の、「C:\」の部分を「A:\」に書き換える
(5)a:\config.sys, a:\autoexec.bat の「C:\」の部分を「A:\」に書き換える
(6)いらないファイルを消せば、format,fdisk,sys も 1FD に入ります。
  (drvspace.bin dblspace.bin 等の隠しファイルも消してください)
  その時のファイルの状況は以下の通りです。
  A:\
  │  io.sys
  │  msdos.sys
  │  COMMAND.COM
  │  CONFIG.SYS
  │  AUTOEXEC.BAT
  │  FORMAT.COM
  │  SYS.COM
  │  FDISK.EXE
  └─dos
      │  CONNECT.DAT
      │  PROTMAN.DOS
      │  RTSND.DOS
      │  MICRO.EXE
      │  NET.EXE
      │  PROTMAN.EXE
      │  OEM0.INF
      │  OEM1.INF
      │  NCDINFO.INI
      │  PROTOCOL.INI
      │  NET.MSG
      │  NETH.MSG
      │  TERA58.PWL
      │  WORKGRP.SYS
      │  CONNECT.TXT
      │  SYSTEM.INI
      ├─GLB
      │      ENGMAI.GLB
      ├─HLP
      │      ENGMAI.HLP
      └─TPL
              COUREXT.TPL
              COURIER.TPL
              COUR_ALI.TPL
              COUR_EX.TPL

これでもできた。
A:\
│  IO.SYS
│  MSDOS.SYS
│  AUTOEXEC.BAT
│  COMMAND.COM
│  CONFIG.SYS
│  FDISK.EXE
│  FILMTN.COM
│  FILMTN.PHS
│  FILMTNV.CNF
│  FMCUSTV.EXE
│  FORMAT.COM
│  SYS.COM
│  VZFL.DEF
│  VZIBMJ.COM
│  VZIBMJ.DEF
└─dos
        CONNECT.DAT
        MICRO.EXE
        NCDINFO.INI
        NET.EXE
        NET.MSG
        NETH.MSG
        OEM0.INF
        OEM1.INF
        PROTMAN.DOS
        PROTMAN.EXE
        PROTOCOL.INI
        RTSND.DOS
        SYSTEM.INI
        TERA58.PWL
        WORKGRP.SYS

------ 参考1 --------
oem-8139(500).zipは、
http://www.realtek.com.tw/downloads/downloads1-3.aspx?software=True&refdesign=True&spec=True&other=True&series=16
の、タイトル「OEM (Re-sort by Description)」にある、
    OEM disk for users and manufacturers (LAN Card)
    oem-8139(500).zip