中古で、13万円で電元オートメーション株式会社製雀夢A型(AM-7901)を購入しました。この価格だと、残念ながら現状引き渡しで、内部のオーバーホールや清掃はされていませんので、自分でいろいろと修理してみました。
この全自動麻雀卓はかなり古いですが、抜群に故障が少なく、耐久性に優れているそうです。近所の雀荘の卓より、ずっとトラブルが少ないようなきがします。
また、補修部品についても、十分な流通量があるそうです。
トラブルが発生しやすい場合には、まず、掃除をするのが基本です。
それでも駄目な場合には、以下を参考にしてみてください。
1.牌がひっかかる
古くなってきて、方向転換カバーを取りつけてある板の、牌が当たる部分がさびついてきて流れが悪くなりました。何も考えずに、こ のサビを紙やすりで取り除いたところ、すり減りすぎて、牌が斜めになって途中で引っ掛かったり、90°回転してしまうようになりました。
以下の図のようにすり減った部分にアルミ板(t=0.5mm)を取りつけたところ、うまく動作するようになりました。
最初は、t=0.3mm の板を使っていたのですが、これだと少し薄いようです。
2.突っつき棒を付ける
方向転換カバーはこの卓の鬼門でして、パイが汚れるにつれ、ここに引っ掛かるようになってしまいます。
ちゃんと掃除すれば、大丈夫だと思いますが、ちょっといじってみました。
天板を開けなくても回復できるように突っつき棒とスイッチを付けてみました。
鉄板部分に丁度良い穴があったので、その穴めがけて木のカバー部分に穴を開け、針金
(クリーニング屋の針金製ハンガーを解体したもの)を通しました。また、押した時に戻るよう
にノック式のボールペンのバネを付けておきます。
外付け天板開閉スイッチは、押した時だけショートするタイプの SW を使いました。
また、元の天板開閉スイッチとは、並列に配線しました。方向転換カバー内で引っ掛かってトラブルランプが点滅した場合には、
(1)突っつき棒で突っつく
(2)外付け天板開閉スイッチを1秒ほど押す
という手順で復帰させます。
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この卓の設計者が一番苦労したのも、この部分ではないでしょうか。
3.ターンテーブルに牌が残ってしまう
ターンテーブルの外周には、シリコンゴムのようなものが塗られているのですが、
古くなってくると、これがつるつるになってしまい、最後の1牌がターンテーブルに
残ってしまうような状態になります。
以下の図のように、1ヶ所に 3M製の滑り止めテープを貼ったところ、うまく動作
するようになりました。
(ダミー牌があれば、このようなテープを貼る必要はないのかもしれません。)
外周を掃除することにより、ちゃんと動くようになりました。
下記写真は、掃除をする前の写真です。参考まで。
4.洗牌を強化?
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突っつき棒と同様、クリーニング屋のハンガーを解体して使っています。バネ部を作って
弱い力でも動くようにしています。効果があるかどうかは不明ですので、今は取り外して使っています。
(ターンテーブル外周部清掃後の写真です)